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ワイヤー放電加工とは

2017.7.28
column

こんばんは!!ポケモンGOに熱中してる剛嗣です。

今日のお話は・・・。

美岳のワイヤー加工について!!

お話になります・・・。

まずはワイヤー放電加工機の内容についてから!

 

ワイヤー放電加工機

ワイヤー放電加工機とは、ワイヤーカット放電加工機などとも言い、放電加工法の一つで、

工作物と走行する極細の太さのワイヤ電極との間の放電現象を利用して加工を行う工作機械です。

二次元形状の金型や微細加工・精密加工などに利用でき、金型業界など中心に利用が拡大し、

現在では精密加工には欠かすことのできない工作機械のひとつと言えます。

ワイヤー放電加工機で電極として使用するワイヤーは、一般に黄銅製(真鍮製)で、

ワイヤの太さ(直径)がφ0.05mmからφ0.3程度の髪の毛のような極細のワイヤーが使われます

ワイヤ放電加工機では、このようなワイヤを電極とし、

工作物(ワーク)を加工液中(主に水槽や油槽)に浸漬してワークと電極間に

放電現象を発生させることにより、工作物を溶融除去することで高精度・微細加工を可能にします。

ワイヤー電極には電気を放電させるだけで工作物には接触しない非接触加工のため、

切削では難加工な焼入鋼や、薄すぎて切削では加工出来ない材料も容易に加工することができます。

原理的にはどんなに硬い材質でも導電性さえあれば(電気を通す性質の材料であれば)加工可能です

(逆に言えば導電性のない材料は加工できません)

 

 

ワイヤーカット放電加工のメリット

硬さ(HRC)は関係ない!

硬さに左右されない基本的には電気を通す材料であれば、どんなに硬い材料でも加工が可能。

切削では困難な硬い材料や粘る材料、焼入鋼なども容易に加工でき、材料の硬さに左右されない加工が可能!

我が社では焼き入れ後のワイヤー加工も対応可能です!

 

工具は必要ない!!

工具が不要マシニングセンターやフライス加工などによる切削加工で必要な様々な刃物工具などは一切不要。

経済的にも比較的安価な黄銅製などの極細ワイヤー線を工具・刃物代わりに使用し、

ワイヤ1本ですべて加工するので工具を替えたり掴み替えしたりなどの手間は不要。

 

 

精密加工・微細形状加工

加工材料や形状、加工条件などにもよるが、ミクロン単位の非常に高精度の加工や、

複雑かつ微細形状の加工にも対応できる。

 

変形が少ない

加工に伴う変形がほとんど出ない!放電加工による発熱は瞬間的で、常に水で冷却し続けているため、

加工材料の熱変形などは非常に微小で、通常は全く無視できるレベル程度。また、非接触加工であり、

加工材料にほとんど力が加わらないことも加工に伴う変形が微小である理由です!

 

 

美岳では、ワイヤー加工担当が社長です!!

マシニング・ワイヤー加工担当しておりますので

気軽に加工のお問い合わせしてくださいね!!

 

美岳製作所 山田剛嗣

 

 

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